2月から、三井住友銀行での両替がほぼ有料になったんですね。
これまで、その銀行のキャッシュカードを持っていれば1日1回500枚までは無料で両替ができたのですが、今後は両替は実質手数料がかかる事になります。
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無料なのは10枚まで
つい数年前から大手銀行が両替を有料化し、三井住友銀行も、キャッシュカードを持っていればできる両替が10枚まで。11枚以上の両替はキャッシュカードのみではできないことになっています。
つまり、両替専用のカードを持っていなければ、多量の両替は出来ない事になりました。
お年玉用に1万円札を10枚の千円札に両替するという事くらいは対応するけど、原則そういう両替は勘弁してくれという事なのでしょう。
両替専用カードを持っていても、500枚までの両替に400円かかるので、仕事の為に必要に迫られて両替する人にとっても負担がふえる事になりそうです。
私はタクシー運転手という仕事柄、自宅にも釣銭用の小銭を確保しています。ここ数年、キャッシュレスの決済手段が増え、現金での支払いは少なくなってきています。
それに伴って、営業の途中でお釣り用の硬貨がなくなる場面は少なくなっているような気はします。
1万円札を連続で受け取って、千円札がなくなることはありますが、、、
キャッシュレスを推進したいらしいけど
私は、50枚の硬貨が1本にパックされているのが好きで、そこまで必要に迫られているわけでもないのに、銀行で両替したりしてました。
同じ種類のコインがいっぱいあるのって、なんかいいじゃないですか。
これは銀行にとっては迷惑な事だったのかと思うと、ちょっとさみしい気分です。
表向きは、キャッシュレスを推進するため、という事ですが、実は両替業務にコストがかかっているという事だと思います。
千円札がなくなれば補充しなければならないし、両替機も機械なので壊れるしメンテナンスは必要だし。機械のメンテナンスや修理って、人が来て対応しなければならないから、お金がかかるんですよね。
きっと通常のATMもできるだけ減らしたいと思っているはず。
レジのオペレーションも現金は手間
コンビニのレジや、スーパーのレジも、お金を支払う部分だけ機械化されるようになりました。
お金を受け取ってお釣りを数えて、お客様に渡すというのも、実は結構手間がかかるのです。特に1円単位のお釣りを出すのと、10円単位になっているのでは、積み重なれば格段の差が出ます。
マクドナルドの価格は、すべて税込みで10円単位までの価格になってます。消費税で、1円単位のお釣りを出すことになると、それだけ時間がかかります。時間がかかると、お客様を待たせることになりますし、待ち時間を減らそうとすると、それだけレジの数を増やして、担当する店員も増やすことになります。
そこまで考えて価格の設定をしているかはわかりませんが、接客オペレーションのコストを考えれば自然とマクドナルドのような形式になると思います。
さらにそれを突き詰めれば、現金を扱わないということになるのかもしれません。
今後どこで両替しようか
私は、地元の地方銀行の一つに口座を持っていて、給料受け取り口座にもしているのですが、そこはキャッシュカードを持っていれば、100枚まで無料で両替出来ます。
調べてみたら、まだ同じように両替できるようです。
地銀や信用金庫ではまだ両替出来そうなので、小売りや飲食店をやっている人は、そういうところで両替するしかないでしょうね。
お店をやっている人にとっては、キャッシュレス決済を導入するか、両替手数料を払うかの選択になるのかも。
確かにすべてがキャッシュレスになれば、釣銭がいくらあるか数えなくても済むし、仕事は減ります。
でもネットや電気が止まったら支払いが出来なくなるのを心配する私は古い人間なのでしょうか。