先日会社の研修を受けてきて、接客を含めた業務のマニュアルができたいきさつについて、本社の偉い人からお話がありました。
それを聞いて思い出したことがあるので、今回の記事にします。
目次
テンプレを使えるようになって、やっと経験者
テンプレを作れるようになるとその道である程度価値があるといえそうです。
テンプレを言い換えると、マニュアルになると思います。
身近なところだと、コンビニチェーンやファーストフードチェーンは接客などの業務について、マニュアルが決められています。
マニュアルに従って仕事を進めることができれば、アルバイトで入ってきたとしても、基本的な研修を受けただけでも実戦でお客様の前に出ることができるわけです。
ブランドの統一感を提供するためのマニュアル
チェーン店で展開している業態にとってはブランドが大事です。
どこの店舗でも同じサービスを提供してもらえると感じるので、お客様はその店の看板を見て、安心して利用することができるのです。
実際にその店舗を利用して、違うメニューが出てきたり、店員の対応が違ったりしていると違和感を感じると思います。
そこで、マニュアル通りに仕事を進めることによって、統一感というものを持たせることができ、ブランドを確実にしていくことになります。
効率的に仕事を進めるためのマニュアル
僕の勤めていた会社でも、業界や社内で確立した手法というものが使われていました。
プロジェクトの進め方や、ソフトウェア開発は、業界的にも決まった手法があり、それを使うことによって、共通の認識の下で効率的に仕事を進めることができます。
建設や製造業では当たり前だと思われるかもしれません。
では、そういったマニュアル通りに完全に仕事ができたから一人前でしょうか。
従業員に働いてもらいたい会社にとっては価値のある従業員といえます。
でもその状態で満足していると、きっとずっと使われる側の従業員のまま一生を働き続けるのだと思います。
たしかにそれでも十分なのかもしれません。
次のステップはマニュアルを作る事
以前勤めていた会社で、昇進に必要な応募書類を作っていた時、ある一定以上の評価を受けるには、手法やフレームワークを作れるようになることだと言われたことがあり、妙に納得しました。
今あるものを手直しして新しい手法を作るのでもいいし、手法の中に自分で考えたものを追加するのでもよいのです。
仕事を続けていくと、ある程度自分が仕事ができるようになったと感じると思います。
実際10年も仕事を続けてくると、部下に教えることもできるようになって、給料も上がり、自分が仕事ができるように感じてくる場面も多くなってくると思います。
自分なりに工夫した仕事のやり方もあるはずです。
もしかしたら、マニュアルになってないだけで、あるきまったやり方を先輩に教えられてやっているかもしれません。
そういったことを見直して、自分はマニュアルを作ってるか、そのマニュアルを他の人が使って仕事を進められるようになるか、
という意識をもって仕事に取り組むと、周りから評価されてくるのかなあと思います。
自分独自のノウハウはなかなか人に言いたくないですけどね。
ノウハウを横展開して組織として良い仕事ができるようになれば、評価は後からちゃんとついてくるはずです。